アメリカでの不動産購入を検討されている方の中には、個人名義だけではなく、法人として購入は可能なのかという疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
まず、その疑問についての答えは、「法人名義での購入は可能」となります。
ただし、個人名義で購入する場合とは異なり、法人名義で購入する場合は、重要な要件がありますので、その要件を3つのポイントとしてお話したいと思います。
アメリカ不動産を法人名義で購入する場合の留意点と事前準備
一つ目のポイントは、日本法人名義で購入、または、アメリカの現地法人を設立した上で購入をするかのいずれかでなければいけないということです。
また、日本法人名義で購入することは可能ですが、米国支店の登記は必要となります。
よって、アメリカでの不動産購入を検討されている法人の方は、日本法人の米国支店登記、または米国法人登記のいずれかが行われている事が、重要なポイントとなります。
二つ目のポイントは、米国法人、または米国支店登記を行う場所についてになります。
不動産を購入する州で、米国法人(法人の形態に制限はありません)、または米国支店登記がされていなければいけません。
三つ目のポイントは、法人、または支店登記が完了するまでの時間についてになります。
アメリカでは、州ごとの登記申請となり、各州により対応が異なります。
早ければ3営業日、時間を要する場合は1か月かかってしまう州もありますので、登記完了までにかかる日数は、重要なポイントとなります。