納税者番号といわれてもピンとこない方は、思いのほか多くいらっしゃいます。

アメリカで税務書類を提出する場合には米国納税者番号が必要になり、
この納税者番号というのをわかりやすく説明すると、
日本でいうマイナンバーに似た位置付けのアメリカバージョンでの番号です。

この番号を取得するにあたってどのような手続きが必要なのか、
手続きをする際に知っておくべき事はあるのかなど、
手続きをしようと考えている方はこれから紹介する内容を参考にしていただいて、
米国納税者番号取得についての問題を解決していきましょう!

基本申告と同時に申請、時期的には年明け:ポイント1

はじめに納税者番号を申請するタイミングについて解説していきます。
納税者番号の申請のタイミングは、
基本的にはアメリカで確定申告書を提出する時期に合わせて申請をします。

確定申告は12月31日までで年度を終了させて、
翌年に申告をしますが

その申告書を提出する時に納税者番号の申請書も一緒に添付して
アメリカに送るという流れです。

確定申告書を送付するタイミングで申請書を送付できるように、
申請書類、添付書類などをそろえておく必要があります。

専門家に依頼するのが一般的:ポイント2

続いては「どうやって申請をしたらいいのか?」
と疑問をお持ちの方に、申請について解説します。

納税者番号の申請は基本的には専門家に依頼していただく事が多いのではないかと思います。
英語での申請書をダウンロードしたり、
申請書についての説明も英語表記です。
添付書類なども必要になります。

専門家に依頼せずにご自身で手続き方法などをインターネットで調べ、
申請をされる方もいるのですが、
最近ではアメリカの税務署でも厳しくなってきているため、
専門家の承認がないと番号が付与されないケースや、
申請をしても却下されるケースが増えているようです。

このような事から、
専門家に依頼し申請をするのが一番スムーズではないかと思います。

申請してから番号が付与されるまで7週間程度かかる:ポイント3

納税者番号の申請時期と申請方法についてお伝えしましたが、
申請してから番号が付与されるまでにどれくらいの時間がかかるのか、疑問に思うでしょう。

ここでは、番号が付与されるまでに
どれくらい時間がかかるのかを見ていきたいと思います。

アメリカの税務署のホームページで公開している情報は、7週間とされています。
7週間というと約2ヶ月ほどです。

さらにその通知はアメリカから普通郵便で送付されてきますので、
郵送してから受領するまでに早くても2週間から3週間程、かかってしまいます。

ホームページでは7週間と公開していますが、
実際に日本に郵便物が届くまでを考えると9週間は見ておいたほうがよさそうです。
ケースによっては3ヶ月から4ヶ月ほどかかってしまう事もあります。

このような手続きややりとりなども事も考えると、
スムーズに番号をとる方法としては専門家に依頼するのが安心ではないかと思います。

今日はアメリカの納税者番号を取得するにあたって、
知っておくべきポイントを3つお伝えしました。

  • 申告する時期は?→基本確定申告をするタイミングと同じ
  • どうやって申請するの?→専門家に依頼するのが一般的
  • どれだけ時間がかかるの?→時間は約2ヶ月から3ヶ月(状況によっては約4ヶ月かかる事もあります)

申請してから、番号が付与されそれを受領するまでには、
相当な時間がかかると考えておいたほうがいいでしょう。

まとめ

冒頭でも言いましたが、
納税者番号といわれてもピンとこない方は、思いのほか多くいらっしゃいます。

しかし、アメリカでの税務申告では個人でも法人でも、
必ず納税者番号の取得が必要となってきます。
しっかりと事前に準備をしておきましょう。

書類に書かれている内容を読んで申請をしたり、
内容を把握して手続きをするのは至難の技ですが、
ここでご紹介した内容はぜひ理解を深めていただければと思います。