「アメリカ不動産投資のリスクやトラブルを知りたい」
「英語が読めないので日本人が書いたアメリカ不動産投資のおすすめの本を知りたい」
こういった疑問にお答えしようと思います。
アメリカ不動産投資の本は、成功事例や物件写真などが載っているものなど、
いくつかの本が出てきました。
不動産投資は成功事例から学べばよいのではないか、
と思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、半分は正解です。
今日ご紹介する本は、少し古いとはいえ実体験から学べる本です。
『誰も教えてくれなかった海外不動産投資』という本で、
私が特におすすめしたいポイントを3つご紹介します。
不動産投資の本質という観点からすると、
ポイント3つではなく、ここに書かれていること、
全てを読んでおいた方がよいと思っているぐらいなのですが、
少し控えめにポイント3つにしました。
アメリカ不動産投資のリスクを教えてくれる:ポイント1
日本人がネガティブ思考になりやすいのには、
遺伝子が関係しているともいわれています。
「失敗するかもしれない」というリスクを恐れてしまうのは、気質なのかもしれません。
というわけで、この本はアメリカ不動産投資のリスクを教えてくれています。
事実、この本の中では、「本当に海外不動産は儲かるの?」という疑問から入っていて、
ネガティブな要素も取り上げてくれています。
リスクなしで値段が上がるというわけではないことと、
その事例なども紹介してくれています。
こんなリスクがあるのだなということを知れるのは、
この本の内容を信頼できるところでもあると思います。
海外不動産を購入する前に、インターネットで調べたり、
不動産投資セミナーなどを受講したりするかもしれません。
プラス面の話が多いので可能性を感じてリスクを知らずに投資をしがちなのですが、
この本ではリスクについて多く語ってくれています。
不動産投資は楽して儲けるものではないと教えてくれる:ポイント2
結局はこれが本質なのですが、
海外不動産投資は楽して儲けるものではない、ということが伝わってきます。
これまでは物件を持っていれば管理会社が全てやってくれて、
毎月決まった賃料がオーナーには入ってくる。
何もしなくても安定して収入が入ってくるので、
プラスになればそれが儲けになる、という不動産投資的な古い考え方がありました。
最近は何もしなくてもというのは難しくなってきているので、
「仮に今、不動産オーナーになった場合に
どういうことをしていかなければならないのか?」
「本当に毎月、何もしなくてもコンスタントに管理会社から賃料がもらえるのか?」
といった疑問というところも解説してくれています。
これはアメリカ不動産だけには限らないのですが、知るべき情報というものがあります。
不動産投資は楽して儲かるものではない、という事例などもその1つで、
こういうこともあるのだな、それを回避するためにはどういった行動をとればいいのか、
というところにも目を向けてもらえれば、と思います。
どんなことが実際にトラブルとして発生しているか具体例がある:ポイント3
長期的にみても、本質的なことを知ることは必要になってきます。
この本の中には、
どんなことが実際にトラブルとして起こっているのかが説明されています。
物件を買った後には管理会社がテナントを探してくれて、
直接テナントと管理会社がやりとりを行なって、
オーナーには管理会社から賃料が振り込まれる
ということまではイメージができると思います。
いきなりですが、
私たち日本人の常識とは全然違うことをするのが、アメリカのテナント(賃借人)です。
ありえないことをするテナントとの実体験で、こんなことがあるんだ、
というトラブルがたくさん書かれているのもおすすめするポイントです。
物件を買う前に、実際に住んでいる方との
トラブルについてのお話しを聞く機会はほとんどないと思います。
アメリカ人のテナントの発想自体が日本人にはないので、
どんなことが実際に現場で起こっているのかというトラブルが細かく、
具体的に書かれているのは本当に助かります。
まとめ
今日はこういった感じで、
私のおすすめするアメリカ不動産投資の本ということで、ご紹介させていただきました。
アメリカに限らずに、海外不動産投資は楽して儲けるものではなく、
リスクはありますが、実際にどのようなトラブルがあるのか、
概要だけでも知っておくということが大事です。
少し古い本ではあるのですが、
この本を読む前と読んだ後では見る景色が変わったような気がしています。
リスクに対してもトラブルに対しても知りながら慣れていくのが人間です。
『誰も教えてくれなかった海外不動産投資』は、
ぜひ読んでいただきたい本の1つになります。