アメリカの銀行口座が必要な理由ポイント３つ

アメリカで不動産を所有していると、基本的に賃料はドルで受け取ります。
この場合は以下の方法で受け取っています。
・日本の銀行の米ドル口座で受け取る
・アメリカの銀行口座で受け取る

アメリカに非居住の方は、
アメリカの銀行口座の開設は厳しいものとなっておりますので、
口座開設でお悩みの方は銀行口座ページをお読みいただければ幸いです。

今回は、日本の銀行の米ドル口座とアメリカの銀行との違いや、
アメリカで口座開設をするメリットについて知りたいという方に向けて、
家賃の受け取り、納税、還付金の現金化などを中心に解説していきます。

手数料なしでドル賃料が受け取れる：ポイント1

アメリカの銀行口座では、手数料なしでドル賃料が受け取れます。

一方で、日本の銀行の米ドル口座には、
アメリカからドルで日本の銀行に振り込まれるので海外送金扱いとなり、
送金手数料が割高になってしまいます。

たとえば、毎月賃料が入っても
海外送金手数料が5,000円かかかり、×12か月ならば、
その分の送金手数料がかかってきます。

アメリカで銀行口座を開設していると、
ドルの賃料を受け取る際の海外送金手数料のカットが見込めるため
活用をおすすめしています。

アメリカの銀行口座があれば、納税が必要な場合に自動引き落としができます。

日本でも振替納税があるようにアメリカでも同様に可能です。

アメリカの確定申告書に小切手を同封して納付できますが、
より便利で確実なのは
インターネットで銀行口座からの自動引き落としの設定をすることです。

この場合の銀行口座というのはアメリカの銀行口座のみで
日本の銀行口座では設定ができません。

アメリカの銀行口座のメリットとして、便利で確実な納税ができることも挙げられます。

アメリカの銀行口座では、小切手の還付金をすぐに、現金化できます。

特に不動産の売却時などには、税金の還付金を受け取れることがあります。
この場合の還付金受け取り方法は、以下の２通りです。

・アメリカの銀行口座に振り込み⇒納税者の口座
・小切手を郵送して換金⇒振り込みができない場合

直接銀行口座に振り込みができれば問題はないのですが、
税務署から小切手が郵送された場合、金融機関で現金化する必要があります。

日本ではアメリカの小切手を現金化できる金融機関が限られています。
かつ、手数料や換金に時間がかかるというデメリットもあります。

アメリカの銀行口座があれば小切手の換金の手間がなくなります。
その点も踏まえると、アメリカの銀行口座を開設しておいた方が便利です。

アメリカの銀行口座が必要な状況になった場合、
非居住であっても、アメリカ銀行口座を開設することも可能です。

アメリカで銀行口座を開設するメリット

・受取賃料の海外送金手数料がかからない
⇒海外送金手数料のカット

・納税の際に口座引き落としができる
⇒インターネットの手続きにより便利で確実な納税

・還付金を小切手で受け取る場合にも、現金化がスムーズにできる
⇒小切手の換金の手間がかからない

納税手続きや還付金の換金などがスムーズに進まずに、
慌ててしまわないように準備しておくことが大切です。