EFTPSとは、アメリカ連邦税の税金を支払うシステムです。
アメリカでは普及しており、法人の支払いによく利用されています。
中には「EFTPSはどうすれば使うことができるの?」
「セットアップが難しそう」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
しかしポイントさえ理解できれば難しいものではありません。
ここでは、EFTPSのセットアップについて注意点とポイントなどを解説します。
なお、EFTPSについては「アメリカ不動産の税金支払い方法、EFTPSとは?」でも
紹介していますので、EFTPSの基本について知りたい方は、別ページをご覧ください。
EFTPSのセットアップにPINが必要だが、郵送で来る:ポイント1
EFTPSのセットアップをする場合、PINコードが必要です。
オンラインからPINナンバーの申請ができるのですが、
郵送で送られてくるので受領するまでに時間がかかることがあります。
状況にもよりますが、日本の住所を税務署に登録している日本法人の場合には、
PINコードが日本に届くため、受領までに長ければ
2か月〜3か月かかるケースも存在します。
納税には期日が決められているので事前のセットアップが必要です。
期日に間に合うように早めのセットアップが望まれます。
アメリカ銀行口座がないのにPINが来た場合は再度セットアップが必要:ポイント2
セットアップにPINコードが必要なことが分かったら、次は注意点についてです。
せっかくPINコードが届いても、
アメリカで銀行口座を開設していない場合には、再度セットアップが必要になります。
というのも、登記をすることでPINコードのみが郵送されてくることがあるのですが、
アメリカでは登記を先に終えてから銀行口座を開設するので、
登記時点ではまだ銀行口座を開設していないことが多いです。
この場合には、アメリカの銀行口座を開設してから、
再度セットアップをする必要があるので注意が必要です。
うまくいかない場合は電話してセットアップする必要がある:ポイント3
セットアップがうまくいかない場合は、電話で問い合わせをする必要があります。
基本的にセットアップはオンラインで完結するのですが、
納税の期日までにうまくいかないこともあるようです。
その理由としては、アメリカからPINコードが届くまでに時間がかかる、
銀行口座開設前にPINコードが届くことがある、
セットアップ自体がスムーズにいかない、などがあげられます。
電話で担当官に問い合わせ、
直接銀行口座から引き落とせるようにしなければいけないので、
初めての方が不安になると思いますが、
まずは、ポイントを理解することが大事でしょう。
まとめ
アメリカで納税をする際にはEFTPSというシステムで納税をすることが可能です。
アメリカの銀行口座があればEFTPSのセットアップも可能でしょう。
しかしどうしても不安のある方は専門家の力を借りることも必要です。
EFTPSにのセットアップについて
・PINコードが必須なのに、郵便物が届くまでに時間がかかる
・アメリカ銀行口座開設前にPINコードが届くことがあり、再度セットアップが必要となる
・セットアップがうまくいかない時は、電話で問い合わせて行わなけらばならない
EFTPSは納税が身近になるので、セットアップを考えている方は参考にしてくださいね。