ハワイ州とテキサス州で不動産投資を始める会社が多いのですが、
どちらも不動産を購入した州での登記が必要です。
そこで今回は、支店登記や税務のポイントを知りたいという方に向けて、
ハワイ州とテキサス州での登記手続きや税務の違いなどを解説します。
登記費用:違いポイント1
ハワイ州とテキサス州で支店登記をする場合の主な違いは、登記費用です。
ハワイ州、テキサス州に限らず、
それぞれ購入した州の法務局で登記を行う必要がありますが、
日本の登録免許税のような費用は州によって異なります。
たとえば、ハワイ州では50ドルかかるところが
テキサス州では、750ドルと、700ドルの差があります。
また、ハワイでは急ぎで登記をしたいときには、
追加費用25ドルのトータル75ドルで
3営業日から5営業日に登記を完了させることもできます。
登記簿謄本の翻訳:違いポイント2
支店登記をするためには、ハワイ州では訳文を作成する必要があります。
具体的には、日本の会社の登記簿などの翻訳と、
これらの書類に相違がない旨、公証役場でサインを入れて認証を得る手続きを踏みます。
一方、テキサス州では、登記簿の翻訳を付けずにで登記手続きが可能です。
売上税・宿泊税:違いポイント3
税務の違いはいくつかありますが、その中の1つが売上税と宿泊税です。
ハワイ州はリゾート地であるため旅行者に短期で貸し出す短期賃貸と、
ハワイで暮らしている方をメインとして貸し出す長期賃貸があります。
長期賃貸と短期賃貸では税金が異なり、
短期賃貸では通常の確定申告に加え、売上税と宿泊税の申告が必要です。
一方でテキサス州は厳密には売上税などはあるのですが、
一般的な不動産を購入し賃料を得る場合には、
ハワイ州のように売上税、宿泊税などはかかりません。
まとめ
今回はハワイ州とテキサス州の支店登記や税務のポイントについて解説をしました。
日本法人で支店登記をする場合の手続きや税金などから、
違いを比較することができたかと思います。
・登記費用で比較すると…
ハワイ州→50ドル、テキサス州→750ドル
・謄本の訳文の有無で比較すると…
ハワイ州→必要、テキサス州→不要
・税金で比較すると…
ハワイ州→短期賃貸では売上税と宿泊税がかかる、
テキサス州→売上税などは基本はかからない
どの州で不動産投資をするのか、検討する際のご参考にしてみてください。