「納税者番号(ITIN)の申請から発行までに時間がかかる」
「申請しても却下されることがある」
などと聞いたことがあるかもしれません。
「投資なのでできればコストを落としたい」
「自分で申請をしてみたい」
という方は納税者番号をどのように申請すればいいのでしょうか?
今回は、「納税者番号(ITIN)を自分で取得する場合について取り上げたいと思います。
主なポイントを一緒にみていきましょう!
申請用紙(W-7)に必要事項を記入:ポイント1
確定申告で必要になるのが納税者番号(ITIN)ですが、
これを申請するためのポイントは、まずは申請用紙の取得と記入です。
納税者番号を申請するときにはform-W7という様式が必要になります。
左上に様式番号が記されていますので、申請用紙に必要事項を記入していきます。
主な記載事項は、氏名、住所、パスポートの情報、アメリカに行った日などで、
必要事項を記入したら、サインと日付を加えて申請します。
公証人に証明してもらったパスポートのコピーを入手:ポイント2
次に添付書類について見ていきます。
納税者番号を取得するには、申請書類に加え、本人確認のできる書類が必要です。
日本在住の方がよく証明書として使用するのが、パスポートのコピーになりますので、
公証人が証明したパスポートのコピーを入手しておきましょう。
本人確認のできる書類は、原本の添付が原則なのですが、
パスポート原本を送るのは難しいと思いますのでコピーを送ります。
添付するコピーには公証人の証明が必要という条件がついています。
公証人が証明したパスポートのコピーの取得についてですが、
都心部では、アメリカ大使館などで予約をとってから出向いていただくと、
公証人がご本人とパスポートが一致しているのか確認し、
パスポートのコピーに判子を押してくれます。
この判子が押されたコピーが申請に必要になりますので、
大使館で用紙を入手していただく必要があります。
アメリカへ郵送、FedExがおすすめ:ポイント3
ポイント1の申請書類、
ポイント2の公証人の証明が入っているパスポートのコピーを入手したら、
実際アメリカに郵送していただくのですが、
最近はコロナの影響などもあり送付までに時間を要したり、
送付しても無事につかないというケースもあります。
トラブルに備えて
追跡番号のついたキャリアを使って郵送するのがよろしいかと思います。
私は大体3〜5営業日程でアメリカに必ず到着し、
追跡番号もついているFedExをおすすめしています。
FedExは民間企業なので、仮につかなくても
書類がどこにあるかのかをすぐに追跡できてトラブル時にも対処が早いと思います。
まとめ
今回は、「納税者番号を自分で申請する場合」をテーマに、
必要書類、添付書類、送付方法などを中心に解説してきました。
ポイントとなる申請の流れが理解できると思います。
- 申請用紙form-W7に必要事項を記入する
- アメリカ大使館に出向いて、本人確認書類として公証人の証明をとる
- FedExなど追跡番号がついているキャリアを使ってアメリカに郵送する
納税者番号は確定申告に必要な書類です。
最近ではコロナの影響もあり取得までに時間を要したり、
専門家に断られるケースもでていますので、前もって依頼しておくと安心です。
不備があると申請が却下されてしまうこともあり、
申請したからといって必ず取得できるという保証はないので、
申請するときは、不備はないか、
いつまでに入手できるかなども踏まえておくことが望まれます。
自分で申請するのがご心配な方は、時間の短縮という意味でも
専門家に依頼しておくメリットはありますので、
状況を判断しながら納税者番号の申請しておきましょう。