法人としてアメリカ不動産を購入しようと思った時、
どのような事に気をつければいいのでしょうか。

私は「フェニックスデール」という会社を経営しているのですが、実は・・・。
法人名義でアメリカ不動産の購入の検討進めているところです。

物件探しでは、まずは情報検索から試行錯誤すると思います。
ですので、私の経験は不動産を購入したい人には参考になる点が多くあると思います。

今後は、体験なども踏まえた情報発信も増えていくと思いますので、
これから不動産を購入したいと考えている方や、すでに購入している方なども、
気になる方はぜひチェックしていただければと思います。

今回は、アメリカ不動産を購入する前に
「どんな物件を選べばいいのか?」という事を中心にお伝えしていきたいと思います。

今、私自身も購入する物件を選んでいるところなのですが、
物件を選ぶ時のポイントをさっそく見ていきましょう。

建物比率は何パーセントか:法人で物件を探すポイント1

日本の税制では、中古物件は短期間で減価償却が出来ます。

たとえば、木造の物件の場合は、耐用年数は22年で、
22年以上経過している建物であれば4年間で減価償却の計算ができます。

簡便法による償却について

法定耐用年数の全部を経過した中古資産
→法定耐用年数の100分の20
(木造の耐用年数22年の2割で4年)
・法定耐用年数の一部を経過した中古資産
→法定耐用年数-経過年数+経過年数の100分の20

建物の比率が70%なら購入価格の70%を4年間で、
建物の比率が80%なら80%を4年間で経費にする事ができるのです。

やはり、減価償却の金額は大きいので、建物比率は気になります。

不動産は土地と建物に分かれていて、
それぞれの物件で土地と建物の割合が異なっています。

日本では土地の価格が高く建物が安い傾向にあり、
アメリカでは、土地の価格が安く建物の価格が高い傾向にあります。

減価償却が出来るのは建物だけですので、この土地と建物の比率によって、
同じ価格でも、建物の割合が大きいほど節税メリットを受ける事ができます。

税制改正により、個人ではこのメリットが受けられなくなりましたが、
法人では引き続き減価償却による節税メリットを受ける事ができます。

ほぼ確実に、減価償却が出来る年数分はリターンがありますので、
物件を探す指標にのではないかと思います。

過去の固定資産税額は高いか安いか:法人で物件を探すポイント2

不動産を保有すると固定資産税がかかります。
その物件の固定資産税額がどれくらいかかるのかというところに、着目します。

物件を保有している期間は、会社で固定資産税を負担していく事になります。

もちろんバランスは大事なのですが、固定資産税が高すぎると支出が多くなりますので、
あまり高くなりすぎない方がいいと思います

不動産を購入したけれど、思ったよりも固定資産税が高かったという事もありますので、
固定資産税額は事前に調べておきます。

固定資産税の調査方法は、インターネットですが、どの物件でも過去の固定資産税額、
いつ、誰が支払ったのかなどの履歴を見る事ができます。

気になる物件の住所などから固定資産税を検索して、物件ごとで比較する事もできます。

不動産の評価が上がると固定資産税も上がります。
アメリカでは全体的に見ると固定資産税は上昇していますので、
不動産の価値と固定資産税額を目安にするようにしています。

学区はいいか悪いか:法人で物件を探すポイント3

実は、「学区はいいか悪いか」というポイントは特に大切にしています。

評価の高い公立校が所在する学区には、
子育てや教育を重視する家族や学生が集まります。
卒業、入学などもあるので、このようなエリアでは常に入居者が確保できます

学区が良ければ、賃貸する人の属性などもよくなるので、
周辺環境や治安などの社会的な条件が良く、
物件の価値が下がりにくいので、家賃収入も安定します。

「一にも二にも学区」といわれているくらいですので、学区は大切な指標です。
学区もインターネットで住所を調べれば、評価を知る事ができます。

10評価(レーティングを表示している)で、
評価が高めの物件は、物件としての魅力が高いといえます。

今日は、私自身が法人で不動産を購入する時に指標としているポイントを
みてきました。

  1. 建物比率
  2. 固定資産税
  3. 学区

この3つは大きな指標にする事が出来ます。
普段はアメリカ不動産の確定申告などで、会計や税務などをサポートしている私ですが、
改めて物件を選ぶという事をしながら、税金面だけではなく不動産投資に対する考え方、
本を読んだだけでは分からない事、
気持ちや考え方の変化なども物件を通してお伝えしていければと思います。

いい物件に出会えたり、うまく運用をしていくには数字からは見えない部分や、
気づきにくい部分などもありますので少しでも情報共有ができればと思います。

私も、がんばって物件探しを進めていきます。
アメリカ不動産の物件を一緒に探してみたいという方がいらっしゃいましたら、
ご連絡をいただければ、情報共有などができれば幸いです。

法人で物件を探すポイントのまとめ

不動産投資は、実際に経験をする事でステップアップしていく事が出来ます。
動画やコラムを見る事で一緒にアメリカ不動産を購入して、
運用をしていくようなイメージを持って頂けるのではないかと思います。

アメリカ不動産投資では、物理的な距離や言語、税制度などの違いにより、
難易度が高いと思われがちです。

まずは、幅広い知識を持っていただきアメリカで不動産投資をしながら、
円のみではなくドルで資産を形成したり、投資活動にお役立ていただければ幸いです。