固定資産税という言葉には馴染みがあるのですが、
「アメリカでの固定資産税はいつ支払うの?」
「どうやって支払えばいいの?」
と疑問をお持ちの方がいるかもしれません。

日本の不動産は、固定資産税の納付書が自宅に届いてから
比較的スムーズに納付することができるのですが、アメリカではどうでしょうか?

ここでは、
「アメリカの固定資産税をオンライン(インターネット)で支払う方法」をテーマに、
どこに支払うのかを探すところから、支払い完了までの流れを中心に解説していきます。

自分の物件がどのカウンティのサイトに掲載されているか確認:ポイント1

はじめに、所有している不動産の固定資産税をどこに納付するのか、
が分からない場合に、カウンティを把握する必要があります

まず所有している不動産が
どのカウンティのウェブサイトに掲載されているか確認します

ここで日本では聞き慣れない「カウンティ」という言葉がでてきましたが、
カウンティは各州にある地方政府(郡や市町村、特別区、公教育など)で、
東京でみると23区や市や町などの市町村などを指します。

たとえば、所有している不動産がテキサス州やカリフォルニア州などのように、
どの州にあるのかを知っていても、
カウンティはどこなのかが分からないという方も多いのです。

カウンティを直訳すると、郡といいますが
(州によって憲法が違うので郡が行政としての機能をもっていない州もあります)
カウンティは税金を管理している地方政府で、
自分の不動産がどのカウンティに属しているのか、
確認することは重要なポイントとなりますので覚えておいてください。

カウンティを検索して金額・納付期限を確認:ポイント2

ここではカウンティのウェブサイトには、
どのような情報が書かれているのか見ていきます。

一般的な確認方法としては、Googleなどのインターネットで検索をしていきます

当然にチェックしておくのは、
固定資産税1年分の金額はいくらになるのか、ということと納付期限です。

自分の所有している不動産がどのカウンティに属しているのかが分かれば、
サイト内検索で住所などを入力して調べることができます

所有者として自分の氏名あるいは会社の法人名が記載されています。
(登録に時間差が生じることもありますが、納付をしなくてもよいということにはなりません)

カウンティのウェブサイトでは1年分の固定資産税の額や、支払い期限、
過去の支払いの履歴(自分の支払い履歴はもちろん、物件を所有する前に、
誰が、いつ、いくら支払ったのかなど、前所有者の情報も記載されています)
などの情報も知ることができます。

どんなカウンティがあるのか、代表的なカウンティのウェブサイトをご紹介すると
「Dallas」「Marietta」などがあります。

これはカウンティの名前になるのですが、検索するときには
「Dallas property tax」(ダラス プロパティ タックス)
のように検索します。

プロパティータックスとは、固定資産税のことです。

  • Dallas (テキサス州・ダラス)
  • Marietta(ジョージア州・マリエッタ)

カウンティのウェブサイトで自分の物件を探したら、
納付期限なども出てきますので、こちらで記載内容を確認します。

自分の不動産がどのカウンティのウェブサイトに載っているのか、
分からない場合にはお問い合わせをいただければと思います。

固定資産税の支払い方法は?主にクレジットカードか引き落とし:ポイント3

カウンティのウェブサイトにログインできたら、支払いをしていくことになります。

通常の支払い方法は、クレジットカードや銀行口座からの引き落としなどですが、
後者は、アメリカの銀行口座をお持ちの方が可能です

Googleなどの検索エンジンで検索をして、
これらのカウンティのウェブサイトから自分の物件を調べて、
納付額などの必要な情報を確認します。

支払い方法なども表示されてきます。

英語がわからない方は日本語翻訳機能を使うこともできますが、
「pay」や「pay settlement」のように
「pay」と言う単語が書かれている箇所をクリックすると、
支払い画面に移ることが多いです

支払い画面からクレジット情報を入力したり、
あるいはアメリカの銀行口座の口座番号を入力するなどして、
オンラインでの支払い手続きは完了します。

まとめ

今回は「固定資産税をインターネットで支払う方法」をテーマに、
検索の仕方や実際にどのようなカウンティがあるのかなどについてもご紹介しました。

  1. 自分の物件がどのカウンティーに属しているのか検索をする
  2. サイトを見つけたら、納付金額や、納付期限などを確認をする
  3. アメリカの銀行口座、クレジットカードでの支払いができるのでPay と書かれているボタンや文字を探してみる

以上がインターネット(オンライン)で固定資産税を支払うポイントになります。

所有しているカウンティが分からないという方や、
ご不明な点があれば、サポートしていきたいと思います。

今後も役立つ情報をお届けしていきます。