アメリカ不動産の売却を検討している方の中には、
不動産売却後のドルの運用方法が気になっている人も多いでしょう。
フェニックスデールでもアメリカ不動産投資をしているのですが、
今日は税務も念頭におきながら、
売却後のドルをどうするのかに目を向けていただければと思います。
アメリカ不動産の売却価格から、
売却にかかる諸費用が差し引かれて振り込まれたドルを
どのように運用していくのか考えてみましょう。
為替レートをみながら円に換える:ポイント1
まずは「為替レートのタイミングをみながらドルから円に換える」方法があります。
購入時と売却時の為替レートは価格にも大きく影響します。
為替はさまざまな要因により変動しますので、長期的な予想は難しいものです。
購入時に比べて、円高ドル安になると為替差損が生じる可能性があります。
一般的には円安ドル高では、為替差益がでるタイミングといわれていますが、
税金なども考慮して判断をする必要があります。
次のアメリカ不動産投資の資金にする:ポイント2
「次のアメリカ不動産投資の資金にする」こともできます。
為替レートは景気にも左右されますので、
不動産投資をするメリットの方が大きいと思われるようであれば、
次の投資先としてアメリカ不動産という選択肢もあり得ます。
金利も変動しますので、金利や所得なども踏まえて判断をする必要があります。
不動産投資せず、ドルの資産運用をする:ポイント3
「不動産投資をせずに、ドルの資産運用をする」こともできます。
投資先を金融商品などにおきかえて、ドルの資産運用をするという選択肢もあります。
法人で不動産を購入する場合、減価償却による節税が目的となることが多いのですが、
ドルの金融商品を運用していくこともできます。
ドルで運用でした方が良いケースなどもありますので、
もちろんリスクは伴いますが、外資での投資という選択肢もドルの運用方法の1つです。
不動産投資のメリットは減価償却ができることで、
デメリットは修繕が発生したときに大きな支出の可能性があることです。
逆に金融商品では減価償却ができない分、
修繕費などのコストは発生しないとみることができます。
まとめ
アメリカ不動産売却後のドルをどのように運用していくのかを取り上げた理由は、
為替レートによって、大きな差がでてしまうからです。
不動産売却後のドルをどうするのかは、
為替レート、税金、収入などのタイミングが大切ということになります。
- ドルを円に変える
- ドルを次のアメリカ不動産投資の資金にする
- ドルを金融商品などで資産運用をする
無理のない範囲で、検討するとよいでしょう。
少し曖昧なアドバイスではありますが、
ドルの過去の変動要因、景気や金利、金融政策の動向などにも目を向けながら
慌てずにじっくりといきましょう。