アメリカ不動産の利回りはどのくらいなのでしょうか?
日本では利回りというと表面利回りや実質利回りという考え方がありますが、
ここでは、維持管理費などの経費も計算にいれる実質利回りにフォーカスしていきます。
不動産投資では利回りを物件選びの指標や目安にしている方が多いと思いますが、
日本の不動産と比べるとアメリカの不動産の利回りはどれくらいなのか
ということをお話ししたいと思います。
州や都市部かそうでないかで、利回りが異なる:ポイント1
当然にどの州に不動産があるのか、
都市部なのか?というところで、利回りが大きく異なります。
これは日本でも同じことがいえますが、
ニューヨーク州のマンハッタンの実質利回りと、
アメリカの田舎の州の実質利回りとでは、
あまりにも数字が違いすぎるので比較は難しいのですが、
アメリカも日本と同様にエリアによって利回りに差が出ています。
エリアによっても異なる要因はありますが、
もし投資したいエリアが決まっているのであれば、
エリア周辺に絞って利回りを比較してみると、
治安や学区、交通の利便性、物価など、見えてくることがあって面白いかもしれません。
表面利回り8%、実質利回り4~5%出る場合もある:ポイント2
インターネットで調べると、
州や都市部などの実質利回りや表面利回りなどを一覧で見ることができます。
あくまでご参考程度ですが、
表面利回りで8%、実質利回りで4%〜5%程が多いという印象を受けました。
表面利回りが高いところでは12%で、実質利回りは8%という物件もありました。
もう少し下がると表面利回りは10%、
実質利回りでは5%でエリアによっては3%、2%というところです。
まとめると表面利回りが8%程、
実質利回りは4%〜5%が平均値といったところでしょうか。
確かに利回りをみると魅力的に思われますが、
ここで注意しなければいけない点があります。
日本の投資家の方で融資を受ける場合、かつ融資自体が日本円でという場合には、
実質利回りは少し、下がる傾向があります。
全体的にみると利回りの目安としては、
若干ですが日本よりは高いという印象を受けました。
サブリースの場合でも実質利回り3~4%出ることがある:ポイント3
実はサブリースという選択肢もあります。
数は少ないのですが、アメリカの不動産ではサブリースをした場合に、
実質利回りは3〜4%という物件もあるようです。
日本の不動産では不動産会社が賃貸物件を一括で借り上げて、
入居者へ貸し出すという形態がありますが、
アメリカでも不動産販売会社が投資家への利回りを保証するサブリースという形で、
手間がかからずに実質利回りで3%から4%といった商品もあります。
まとめ
以上がアメリカ不動産の利回りについてですが、
大体の目安としてご参考にしていただければと思います。
アメリカ不動産の利回りは日本の不動産と同様に、
エリアによって利回りが異なり、
平均すると、表面利回りで8%前後、実質利回りで4〜5%が多いと感じました。
サブリースでは実質利回りで3%〜4%という物件もあります。
あくまでもバランスを見ながらということですが、
インターネットで地価や相場、利回り、賃料の値上がり率などを知ることができるので、
情報を賢く利用しながら、不動産投資に役立てていきましょう。