アメリカ不動産の購入のタイミングはさまざまですが、
コロナによる不動産投資への影響や、
不動産を買ったあとの収支については気になると思います。
不動産投資のために必要な知識というのは、不動産を買った後の情報は参考になります。
フェニックスデールでは2020年にアメリカ不動産を購入し、
購入手続きや不動産オーナーとしての気づきなどを動画でも少しづつ配信してきました。
不動産購入にかかる手続きを終え、
無事に賃貸に出し賃料が入ってきているという段階ですが、
「コロナで自分の物件がどんな影響を受けているのか、受けていないのか?」
「物件では、入金はいくらで費用はいくらかかっているのか?」
などをここではお伝えしていきたいと思います。
テナントや入居者は入っている:ポイント1
まず気になるのは、テナントや入居者がちゃんと入っているかということですが、
アメリカ不動産を購入してから、入居者はずっと入っています。
コロナの影響があるのかどうかということは、一概には言えないのですが、
私個人としては「なかなかこの時期には引越しができない」
のではないかと思っています。
コロナの影響などで、逆に安易には動けないので、
定期的に賃料が入ってきているという意味では、安心材料だと感じます。
賃貸借契約はいつからいつまでという契約期間が決まっていますので、
それ以降の契約については個々で違ってきますが、
空室を心配していた私の率直な印象としては、今のところは順調だといえます。
主な経費にはどんなものがある?:ポイント2
更に、毎月コンスタントに家賃は入ってきていますが、
どれだけの経費がかかるのかということも忘れてはいけません。
フェニックスデールでは1ヶ月の物件の賃料は1,550ドルで、
そこから経費が引かれて、残りが会社の口座に振り込まれています。
どんな物件でも経費がかかりますが、
どれだけの経費がかかるのかなどを知っておきましょう。
主な経費ですが、今のところは管理会社に支払っている管理費がかかっています。
現状では賃料の13%で、少し割高感はあります。
相場を見ると8%くらいではないかと思います。
管理会社からの収支報告書に、収支の数字が記載されているのですが、
保険料としては160ドル程度が、引かれています。
そしてもう一つ引かれているのが、固定資産税です。
これは毎月税金を支払うということではなく、一旦、管理会社に預けておきます。
固定資産税の納付は、
アメリカの場合は1年分をまとめたり半年に1回の納付などが多いのですが、
日本の場合でも1年分をまとめて納付したり、
1期〜4期までを期ごとに納付したりします。
税金の支払いのタイミングが違うので、遅延しないように、一旦管理会社に預けておき、
しかるべきタイミングで納付するようになっています。
そのため、固定資産税積立金として管理会社が徴収するケースが多いです。
毎月の固定資産税積立金は500ドルです。
アメリカの不動産の価値としては、
人口増加、学区の良し悪し、ポテンシャルを秘めているなどで、
土地の価値は上昇傾向が続いていますが、それに伴い固定資産税も上がっていきます。
これら管理費、保険料、固定資産税の積立が主な経費として、
管理費は賃料の1,550ドルの13 %、
保険料は160ドル程度、
固定資産税の積立は500ドル
が賃料の入金と同時に毎月差し引かれています。
※その他手数料などがかかります
毎月の入金額について:ポイント3
では、毎月いくらの収入が入ってくるのか見ていきます。
収入としては賃料が1,550ドルで、
支出としての経費を引かれて残りはいくらになるのか、
気になる手残りですが、約790ドル程になります。
為替の関係もありますが、
全部経費をひいた後に入ってくる賃料は、日本円では約8万円から8万5千円位です。
今後、大きな修繕などがなければこの金額が、収入として毎月入ってきます。
まとめ
今回は、
「コロナで自社物件に影響はあったのか?」
「物件購入後の収支の状況」についてご紹介しました。
比較的相場の影響を受けにくいエリアでもあるので、
コロナの影響でテナントや入居者が退去していないところを見ると、
やはり立地は大切だと感じます。
費用を差し引いた手残りとして、毎月約8万円台が入金されていて、
現時点では特に問題は起きていませんが、
今後アメリカで税率や法律が変わったり、
予想外のことが起きるということがあるかもしれません。
不動産投資や税金の知識として、お役立ていただきたいので、
ポジティブな情報もネガティブな情報も皆様に共有をしていこうと思っています。