不動産投資の確定申告の後に、税務署からの通知が届くことがあります。
もちろん確定申告書には日本の住所が記載されているので、
アメリカの税務署からの問い合わせや通知は日本の住所に届きます。
「税務署から届く通知にはどのようなものがあるのでしょうか?」
「問い合わせの通知が届いたらどうすればよいのでしょうか?」
今日は、確定申告後に税務署から届いた通知の事例をあげていきますので、
アメリカでの不動産投資のお役に立てていただければと思います。
本人確認の通知が届く:ポイント1
ここ何年かで増えているのが、本人確認の通知です。
通知の内容は
「確定申告の申請を受けましたが、間違いはないでしょうか」というものです。
この通知には納税者番号の通知の写しや確定申告書の写しなど、
提出書類についても明記されているので、内容をしっかりと確認しておきましょう。
ランダムにアメリカ国外の納税者を選んで
確定申告の申請内容の確認のために通知を出しているのだと思います。
納税者番号確認の通知が届く:ポイント2
またペナルティーということではないのですが、
納税者番号確認の通知が届くことがあります。
確定申告書に記載されている番号と
税務署が認識している番号が一致していない場合に、
アメリカの税務署から日本の住所に送付される通知です。
通知の内容は
「税務署側では納税者番号を認識してますが、
申告書には別の番号が記載されています。どちらが正しいですか」というものです。
納税者番号確認の通知では、
返信用に記載する内容が決まっており正しい納税者番号と
住所に変更があった場合の住所を記載し、
サインをした上で納税者番号の通知の写しを同封して、アメリカに返送します。
還付金小切手が郵送される:ポイント3
確定申告後に還付金を受け取れる場合があります。
還付金はアメリカの銀行口座に直接振り込まれるはずなのですが、
まれにカバーレターも同封されずに何の説明もなく、
小切手のみが送られるケースがあります。
日本では考えられないのですが、
振り込みの依頼をしているのに封書を開封したらよく分からない紙切れが入っていて、
実はそれが小切手だったということもあるようです。
なお、小切手を受け取ったら、金融機関で換金する必要があります。
アメリカの税務署といえども、いきなり小切手を送付してきたり、
書類が届かないといったケースもあるので注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は確定申告後に
「アメリカの税務署から、アメリカ国外の納税者に届く通知の事例」というテーマで
「本人確認の通知」
「納税者番号確認の通知」
「還付金小切手の郵送」
について解説しました。
確定申告を終えてほっとしているところに、
英語での通知や郵便物が届くことがあります。
これを受領したら忘れずに開封して、内容を確認しておきましょう。