アメリカ確定申告をしているとIRSから理不尽な通知を受け取ることがあります。

何か不備があるならしょうがないのですが
不備もないのに送付されるたりと様々なケースがございます。

中でもペナルティの通知を受け取った場合、
大抵のお客様は専門家にご依頼される方が多いと思います。

そこで今回は実際に通知を受け取って専門家に依頼をした後は
どんな流れでその案件が解決するかという主な流れを3つにまとめて解説いたします。

①書面を送っているのに再度ペナルティ通知が来る。

ペナルティの通知を受け取ったのなら、何かしら返事や対応といった
アクションを起こさなければいけないという事は
ご理解していただいていると思います。

ですが、正しくアクションして書面をIRSに送っているにも関わらず、
再度同じペナルティを受け取る事があります。

これは納税者の方からしてみると、
書面を送ったのに何故また同じペナルティが来るんだろうと思うはずです。

原因としては通知を送る部署と書類を受け取って中を精査する部署が別のため、
どうしても書類の行き違いなどが起きてしまうことが考えられます。

当然送付された側としては、
初回のペナルティを受け取った時にちゃんとレスポンスしたという事実や
書面を送ったという事で追跡番号などを添えて、伝えていく必要があります。

②60日レターを受け取る。

ペナルティ通知を受け取りその書面を送った後に、
IRSから「あなたの書面は受け取りました。
ですが、IRS側の決断をするまでに60日の時間をください。」
というようなお手紙が納税者の方に送られてくるケースがあります。

60日待ってちゃんと結論が出るのかというのはまた別の話ではあるのですが、
いずれにせよ、この60日レターを受け取れたということは
ペナルティを送ったことに対して納税者の方がきちんと書面を送り、
IRSがそれを現在精査中ですという事で、
その状況をIRS自身が認識しているという事になります。

③突然ペナルティがゼロ記載の通知が来る。

これは弊社での経験のシェアになります。

お客様宛にペナルティ通知が来たものの、それはIRSの誤認識でした。

ですから、こちらからきちんとやるべきことを
期日内にしていますという書面を送付しました。

その後の期間は
「その書面の精査中なのでお待ちください。まだわかりません。」
といった反応になります。

最終的に結論が出ると紙1枚でペナルティが0(なくなりました)
という様な通知がIRSから普通郵便で送られてくることがあります。

納税者の方からしてみると、
英語でのペナルティ通知、且つ数字でゼロと書いてあるので、
英語がわからなくてもなんとなくニュアンスで問題はなくなったように感じます。

ですが、英語であることも相まって
「それが本当にペナルティはなくなったのか?」と感じたり、
かけてきた労力やストレスはどうしても発生します。

解決に向けて専門家と協力して今までやってきたにも関わらず、
突然「0になりましたよ」と本当に紙1枚でしかも普通郵便で届くわけです。

しかも何故0になったのか、
こちらの書面を受け取ってちゃんと理解したのか?などの経緯の説明も全くありません。

結論「ペナルティがなくなって0になったのでいいだろう」
と言われればそれまでなのですが、
なんだか日本人の感覚からするとちょっと
腑に落ちない感覚でペナルティは解消となります。

まとめ

今回は、ペナルティ通知受領後の流れ、ポイント3つをご紹介しました。

  • 書面を送っているのに再度ペナルティ通知が来る。
  • 60日レターを受け取る。
  • 突然ペナルティがゼロ記載の通知が来る。

【関連動画】

アメリカ不動産のトラブル3つ(ペナルティ編)

米国不動産!アメリカ税務署から来るペナルティ通知3つ