課題

米国不動産売却をした申告時の税還付について、IRS側で長期間税還付状況が確認中のステイタスとなり、納税者が還付金を受領できない状況がありました。本件において何度も税務署に状況を説明するも8〜12週間ほど処理待ちと言われ、待てば解決してくれるかと思いきや、待っても明確な回答が得られていない状況でした。

IRSへの電話問い合わせは、つながるまでに時間を要することが多く、最低でも2~3時間の待ち時間が発生します。つながった場合でも、途中で電話を切られてしまうことがあったり、担当部署や担当者によって確認できる内容が限られ、こちらが必要としている情報を聞くことができないことも多々あります。そのため、状況を把握している担当者へつながり、具体的な処理状況を確認するまでに相当な時間がかかることがよくあります。

フェニックスデールの対応

弊社ではIRSへの税還付状況の確認を電話にて継続しました。しかしながら担当者によっても回答にばらつきがありました。そのため、あまり理解していない担当者と話した場合は、再度待ち時間がかかることは承知の上で再度電話をするなどの対策をとり、最終的には、IRS内で上席の担当者につないでもらい折衝を行いました。その上席は本件の記録を残すためCase IDを発行してくれました。電話は即日解決できることはほぼないので、次回の折衝時に追跡ができるようになりました。

結果

IRS側でCase IDが発行されたことで、本件は個別に確認・追跡できる状態となりました。担当者によると、今後2〜3週間程度で解決に向けた処理が進む見込みとの案内がありました。弊社では、2~3週間まで待つことなく再度電話をし、IRSがきちんと対応してくれるか確認を行っています。しかしながら、3歩下がって2歩下がるイメージで、前回話した時と違うこと、すなわち解決しないし状況がわからないなど言われたため、引き続き粘り強くIRSに電話を行っています。

このケースで確認しておきたいポイント

ご自身での対応目安:専門家への相談を推奨

IRSへの問い合わせは、長時間の待機や英語での状況説明が必要になるうえ、担当者によって回答が異なる場合もあります。過去の経緯や通知内容を整理しながら継続的に確認する必要があるため、ご自身だけで対応するには時間的・精神的な負担が大きくなりやすいケースです。

IRSで申告書や還付処理が長期間確認中となっている場合、待っているだけでは状況が進まないことがあります。

ご自身で対応する場合は、申告書の提出日、IRSからの通知内容、還付金額や源泉徴収額が分かる資料、IRSへの問い合わせ履歴、Case IDなどを整理しておくことが大切です。

IRSへの電話は長時間待つことが多く、担当者につながってもその場で解決するとは限りません。必要に応じて上席担当者への確認を依頼し、Case IDを取得しておくことで、その後のフォローアップにつなげやすくなります。

英語での電話対応、過去の経緯説明、IRS通知の確認、Case IDを使った継続フォローが難しい場合は、早めに米国税務の専門家へ相談することをおすすめします。