アメリカの確定申告をしているとIRSから予期しないペナルティを
受け取ったことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この場合、基本的に通知を受け取ったなら必ず何か対応をしていただくことになります。
IRSからのペナルティ通知が誤認識や本当にペナルティなのかはさておき、
それらが解決するまで
どれだけ時間がかかるのか?に関して気になる方も多いのかなと思います。
ケースバイケースなので具体的にはなかなか言いにくい所ではあるのですが、
私の経験も踏まえてポイントを3つにまとめてご説明いたします。
①電話をして早期解決。
納税者宛てにIRSからペナルティ通知が届いたとします。
そして、その対応を専門家に依頼しました。
その後、専門家が納税者に代わってIRSに電話をした場合を考えます。
この場合は電話を受けたIRSの担当官にもよるのですが、
なかなか電話1回で即解決というわけにはいきません。
多くの場合で2、3回程度の架電を経て、
ペナルティはIRS側の勘違いでしたという事で解決します。
具体的には「ペナルティの残高を0にするので少しお持ちください」
といった事を電話で説明した上で、正式な書面送付を持って解決します。
これは早期解決という事で結構ラッキーなケースになります。
②電話フォロー後、ようやく解決。
電話にて時間がかかってしまうケースをご説明いたします。
ペナルティを受け取ってから電話をする度に
話す担当官が異なっているのは日常茶飯事です。
彼らはPCログで過去のレコードを見て対応をしてくれますが、
都度都度の電話で前回まではこうだったと事情を説明することになります。
そうすると彼らも一応認識はしているので、
「少し待って2週間後、3週間後にまた電話してください。」
と言ってくるケースがよくあります。
その後、言われた通り2週間後に電話すると、
「さらに2週間待ってください」の様な事を言われたりもしばしば…。
この様な形で何度か電話フォローをした上でようやく解決するケースもあります。
いずれにせよ、書面を送ってもIRSが受け取っていないと言うケース、
あるいは受け取ってはいるけれどもそれがPCログの中に更新されていないと、
当然ながら電話で話すオペレーターの方は状況が分かりません。
ですから受け答えとしては「書面を受け取っていない」と言ってきます。
ですので、電話で何度かフォローしながら解決に向かってゆく形になります。
ただ、それでも解決するという所は、
プラス材料と考えていただくのが宜しいのかなと思います。
③ペナルティ発生から3年後に解決する場合も。
なぜ3年もかかるのか?と感じるかと思いますが、
それ程の時間がかかってしまう事も残念ながらあるのは事実です。
例えば、ペナルティ通知を貰ったら
その金額を払わなければいけないか払わなくてもいいのか前に、
それは本当に納税者の落ち度だったのか、まずはその検証からスタートします。
検証のために双方がコミュニケーションを取って、
実際「ペナルティが0になる」、もしくは「ならない」などありますが、
きちんとした書面が出るのに3年程かかるケースもあります。
その様な場合は専門家との相談になります。
ペナルティが“そもそも何故発生したのか?
”それは“納税者の落ち度なのか?”あるいは“IRSの誤認識なのか?”
まずはこの部分がどちらなのかという判断をします。
その上で、これがIRSの誤認識であればこちらも強くアピールをして、
3年かけてでも0にしていくことも1つの方法になります。
まとめ
今回は、ペナルティ解決までどれくらい時間がかかるのかポイント3つご紹介しました。
- 電話をして早期解決。
- 電話フォロー後、ようやく解決。
- ペナルティ発生から3年後に解決する場合も。
今回のブログテーマは実際に
解決までどれくらいの時間がかかるのか?をという所でした。
本当に早ければ1ヶ月で解決するものもありますし、
逆に長ければ3年程かかるものもあります。
ストレスを貯めずにというのは難しい所ではあるのですが、
きちんと信頼のできる専門家と適宜コミュニケーションを取ながら、
ここはしっかり対応していただけると宜しいのかなと思います。
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